カンボジアの村の小学校にて海外ボランティア〜プレイクラン村の子供たち〜
この日、私はプノンペンの街を飛び出し
車に揺られていた。
奥にかかる大きなこの橋は、日本が作ったもの。
カンボジアの人たちが
「橋を作ってもらうなら日本がいい」
と言って建てられました。
カンボジアの、市街地から離れた場所に行くと、
日本の支援で作られたものを多く見かける。
1991年から2000年までの10年間、援助額の面では世界1位を誇っていた日本。
日本がその国の最大援助国となっている国も多数あるほど。
様々なところでjapanの文字を目にするから、誇らしく思える。
(この前ラオスで乗ったバスにも「From the People of japan」と書かれていた)
そして、宿から車で1時間半ほどかけてようやく到着したのは
プレイクラン村。
古き良きカンボジアの田舎という印象。
お昼ご飯を振舞ってもらい
子供達を待ちます。
ここで、
子供たちと
遊んで
遊んで
遊びまくった!
とにかく、体力勝負だった。
元気が有り余っている。
ここにいる子供たちの中には、
貧困でご飯と醤油だけを食べて学校に来る子も。
でも、そんなの私たちは気づけないくらいに動き回る。
走る、騒ぐ、真似する、追いかける、
休む暇なんて1秒もなく時間は進んでいく。
体力と運動神経のない私は相当苦労した……。
(だから、「もう動けんな」と思ったときは「お話ししよう〜」とかなんとか言って椅子が回るタイプの遊具へと子供たちを誘導した)
そんな子供達を見ていて、どうしても重ね合わせてしまったのが
日本の子供達。
様々な理由から外で遊ぶことを制限され、与えられたのはゲーム。
子供って、もっと自由に大胆に遊びたい生き物だと思う。
日本には、子供が自由に生き生き遊べる環境が必要なんじゃないか。
子供の本来の元気を奪っているのは、紛れもなく日本の大人たちだからこそ、
それを変えていかなければいけないと痛感した。
そして、本日は日本からの援助で絵本が配られました。
子供たちは興味津々。
配れるや否やすぐにページを開き、絵本に夢中なご様子。
しかし、ひとたびカメラの合図が聞こえると
ちゃんとこのポーズ!
切り替えが早すぎて「え!?」って私は困惑した。
多分、この瞬間みんなの背中にあった「やる気スイッチ」が押されたんだろう。
この村の子供達は割と早くやる気スイッチの在りかを見つけたみたい。
ここにいる子たちは、日本語を勉強しているので、2クラスで授業してきました!
(なぜ自分の写真を使わないかというと、恥ずかしいからです。以上)
子供達は、ひらがなを見て、発音が分かるレベル。
一つ上の学年だと、あいうえおのマス目に全部のひらがなを埋めれるレベル。
多くの日本人の観光客がカンボジアへ行くので
日本語を学ぶ人たちは多い。
私たち日本人なんて、カンボジアの公用語が何語なのかさえ知らないのにね。
授業が終わり、生徒が帰ってからさみしくなった校舎。
感傷にひたっていると「お風呂入っておいで」の声が。
一番風呂頂きました。
説明しよう。まず、これが村の風呂である。
1右に映る水が入っている所は、湯船ではない
2ここには水が入っている
3シャワーはない
4要するに、右の所に溜めてある水を浴びて体の汚れを洗い流す。
私がこの時抱いた感情は以下の通りである
1……綺麗なのか?(綺麗です)
2冷たい
3シャワー恋しい
4日本のお風呂に入りたい
5日本ってすごい!いつもありがとう!泣
そして、いよいよ夕飯。
カンボジア飯、美味しいです。
特にあのチビバナナがめちゃくちゃ美味しい。
バナナは硬いほうが好きな人は気にいると思う。
長らくこの村には電気がなく、日の入りとともに就寝していたのですが
数ヶ月前に電気が通ったのです。
しかし、どこにでも電気が備え付けられている訳ではなく、
食事をする場所にしかなかったので、超早い就寝。
(もちろんWi-fiなんてないです)
こちらが今日の寝床。
そう、その名の通り「寝床」!
ベッドでもない、布団でもない、寝床!
薄い畳が敷いてあるだけで、体痛かった。
眠いのに寝れない時間が続き辛かった。
考え事するにも「か、カラダがイタイ」だし。
こういう時間って本当に無駄ですよね。共感した人RT
って、今思ったけど共感だけだったら「いいね」だよね。
「共感」以上の心の揺さぶりがないとRTはしないよね。
って、どーでもどーでもどーでもいいことをただ連動しながらこの夜を過ごしました。
そして、6時に起き、学校に来ている子供達と遊ぶ!
6時30分にはもう学校にいました。
は、早すぎる。
日本と違って、電気がないから超早寝、超早起き。
夜中スマホやらパソコンやらを開いて夢中になり、朝方に寝て、っていう生活を謳歌していらっしゃる日本の皆様、
カンボジアの子供たちの規則正しさを見習いください。
そして、今日学校では朝食としておかゆが振る舞われました。
満足にご飯が食べれていない子に栄養ある食事を与え、
学校に来ることを楽しみに思ってもらえるよう始まり週2で実施されています。
みんな、美味しそうに食べてた。
そして、生徒たちが帰った後、私たちもこの村とお別れ。
日本での今までの生活とのギャップを感じながら、
楽しい時間を送ることができました。
では最後に、
ホームステイ先に戻ろうと思い部屋に入ったら、赤の他人の家でした。