ポップステージ

21歳女子大生、2018年4月15日世界一周に出ました。目新しいものに出会い続ける毎日の中で、感じること考えることが沢山ある。そんな私の「オモイ」がたくさんつまったブログ。

障害のある女性たちが働くCHA JAPAN〜ここで感じたこと〜

カンボジアで2件目のボランティア先は、

CHA JAPANさん。

 

ここでは

障がいを持つ女性たちへ職業訓練を行い雇用を生んでいます

 


発展途上国で障がいを持つ女性として生きる」

ということを考えながら私はCHA JAPANさんを訪問しました。

 

 

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店内には、キーホルダーやファイル、クリップ、アクセサリーなど、

可愛らしい商品が所狭しと並べられています。

 

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そして、奥を覗くと女性たちが作業していました。

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ここで、ネックレスやブローチキーホルダーなどを

一つ一つ丁寧に作っています。

 

 

 

 

代表であるキムタさんの

「多くの障害者が家で生きることだけを余儀無くされ

生活に希望を失い

その環境から抜け出すことができないカンボジア社会を変えたい」

という思いにより

彼女たちが社会復帰を目指すチャンスとなっているCHA JAPAN.。

 

 

今、皆さんの知る通り、カンボジアの経済はめまぐるしい勢いで発展しています。

過去10年間の経済発展は著しく、

GDPは2000年から2010年にかけて平均年率8%以上

2011年以降に少なくとも7%の成長を遂げました。

 

プノンペンの町には、日々高い建物が生み出され

日々変貌を遂げる毎日。

 

しかし、カンボジアでの社会福祉分野の優先順位は低く

福祉が整っていないのが現状です。

障害者の権利を保障する障害者基本法は制定されていないため

障害者は政府から援助を受けることができまん。

障害者支援の社会福祉省は

国家予算が最も分配されにくい省庁の一つなのです。

 

 

そんなカンボジアで、

ハンディキャップを持ち生きていく

ということ。

 

それがどれほど大変なことなのか。

 

 

 

 

本当は、このブログで

「こんなことをしてきました!」

「ネックレス作りは大変でした」

「皆さんの笑顔が優しくて、とても暖かい現場でした」

「店内のPOPは、全てカラフルなものに作り替えました!」

って明るくまとめようとしました。

確かにこれは全て事実だし、

ここで働いている女性たちは皆さん気さくで

突然現れた私に対して、とても良くしてくださいました。

 

 

でも、そうやって明るくプラスイメージだけでまとめるのは

違うんじゃないかと思っています。

明らかに、この時抱いた感情とのギャップがありすぎるから。

 

だって、ここに来て

なんのために私はここに来たんだ?

ここで私は何をしようとしている?

私は何の役に立ったと言える?

って考えて、結局分からないまま帰ったのも事実だから。

 

ネックレス作りやPOP作りをして

一体なんのためになったのだろうって。

 

確かに、一時的な労力の面では助けになったのかもしれない。

けれど、この一時的な作業が彼女たちにとって

どんな意味を成すのかなは分からなかった。

 

 

 

 「ボランティア」について、考えさせられた。